立ち出づ(読み)タチイズ

デジタル大辞泉 「立ち出づ」の意味・読み・例文・類語

たち‐い・ず〔‐いづ〕【立ち出づ】

[動ダ下二]
立って外へ出る。その場を去る。
「ここなるこれかれ送りに―・でたれば」〈かげろふ・中〉
立って来る。出て来る。
「かの小柴垣こしばがきのほどに―・で給ふ」〈若紫
表だったところに出る。出しゃばる。
「数ならぬ人の並びきこゆべきおぼえにもあらぬを、さすがに、―・でて、人もめざましと思す事やあらむ」〈・薄雲〉
表面に出る。現れてくる。
「打ちそへて、もとよりの憎さも―・でて」〈桐壺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立ち出づ」の意味・読み・例文・類語

たち‐い・ず‥いづ【立出】

  1. 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙たちいでる(立出)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android