立ち出づ(読み)タチイズ

デジタル大辞泉 「立ち出づ」の意味・読み・例文・類語

たち‐い・ず〔‐いづ〕【立ち出づ】

[動ダ下二]
立って外へ出る。その場を去る。
「ここなるこれかれ送りに―・でたれば」〈かげろふ・中〉
立って来る。出て来る。
「かの小柴垣こしばがきのほどに―・で給ふ」〈若紫
表だったところに出る。出しゃばる。
「数ならぬ人の並びきこゆべきおぼえにもあらぬを、さすがに、―・でて、人もめざましと思す事やあらむ」〈・薄雲〉
表面に出る。現れてくる。
「打ちそへて、もとよりの憎さも―・でて」〈桐壺

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精選版 日本国語大辞典 「立ち出づ」の意味・読み・例文・類語

たち‐い・ず‥いづ【立出】

  1. 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙たちいでる(立出)

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