立ち出づ(読み)タチイズ

デジタル大辞泉 「立ち出づ」の意味・読み・例文・類語

たち‐い・ず〔‐いづ〕【立ち出づ】

[動ダ下二]
立って外へ出る。その場を去る。
「ここなるこれかれ送りに―・でたれば」〈かげろふ・中〉
立って来る。出て来る。
「かの小柴垣こしばがきのほどに―・で給ふ」〈若紫
表だったところに出る。出しゃばる。
「数ならぬ人の並びきこゆべきおぼえにもあらぬを、さすがに、―・でて、人もめざましと思す事やあらむ」〈・薄雲〉
表面に出る。現れてくる。
「打ちそへて、もとよりの憎さも―・でて」〈桐壺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 かげ 立ち出る

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む