立ち煩ふ(読み)タチワズラウ

デジタル大辞泉 「立ち煩ふ」の意味・読み・例文・類語

たち‐わずら・う〔‐わづらふ〕【立ち煩ふ】

[動ハ四]
立ち続けてつらい思いをする。立ちくたびれる。
夜一夜―・ひて帰るとて」〈大和・七六〉
立ち去りがたく思う。
「とかく―・ふなる庭のたたずまひも」〈賢木
車の置き場がなくて困る。
「隙もなう立ち渡りたるに、よそほしう引き続きて―・ふ」〈・葵〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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