立ち隠れる(読み)たちかくれる

精選版 日本国語大辞典 「立ち隠れる」の意味・読み・例文・類語

たち‐かく・れる【立隠】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たちかく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「たち」は接頭語 ) かくれる。何かの物かげに身をかくす。
    1. [初出の実例]「人のみることやくるしきをみなへし秋ぎりにのみたちかくるらん〈壬生忠岑〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・二三五)
    2. 「誰ならむ心かけたるすきものありけりとおぼして陰につきてたちかくれ給へば頭中将なりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む