デジタル大辞泉 「立て所」の意味・読み・例文・類語 たて‐ど【立て▽所/立て▽処】 1 物を立てる所。たてどころ。「刀の―もおぼえずして涙を流しければ」〈平治・中〉2 筆の置きどころ。筆づかい。「そぞろに筆の―も覚え参らせず」〈仮・恨の介・下〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「立て所」の意味・読み・例文・類語 たて‐ど【立所・立処】 〘 名詞 〙① 物を立てる所。置き場所。踏場。たちど。たてどころ。[初出の実例]「舟は浪にただよひ道行駒は足のたてとをまどはせり」(出典:保㝡本方丈記(1212))② 特に、筆の置きざま。筆づかい。書きぶり。筆の立所。[初出の実例]「さて此文をあけて御覧ずるに〈略〉筆のたてともよのつねならず」(出典:高野本平家(13C前)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例