立所(読み)たてどころ

精選版 日本国語大辞典 「立所」の意味・読み・例文・類語

たて‐どころ【立所】

〘名〙
※金刀比羅本平治(1220頃か)中「敵の馬の足の立所(タテドコロ)をしらせず、さんざんにかけられければ」
御伽草子・ふせやの物語(室町時代物語大成所収)(室町中)「まことにありがたくかかせたまひけるふでの、たてところ」
建築のある部分が立っているところ。たとえば、破風立所とは、破風が屋背面から立ちあがる場所をいう類。
匠明(1608‐10)堂記集「破風立所、角之間真踏可用」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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