立ノ堀村(読み)たてのほりむら

日本歴史地名大系 「立ノ堀村」の解説

立ノ堀村
たてのほりむら

[現在地名]草加市稲荷いなり一―六丁目

青柳あおやぎ村の南にあり、埼玉郡八条はちじよう領に属した(風土記稿)。西は南流する古綾瀬ふるあやせ川を隔てて足立郡谷古宇やこう村、南は埼玉郡後谷うしろや(現八潮市)、東は同郡伊草いぐさ(現同上)。中央東寄りを葛西かさい用水が流れる。立野堀たてのほり村と記されることがあり(元禄郷帳など)、北部の上根通かみねどおり・用水東ようすいひがし堤外川上ていがいかわかみを上立野堀村、南部の下根通り・堤外川下を下立野堀村と通称した。慶長八年(一六〇三)の伊奈忠次開発手形(小沢家文書)によると、「八条谷たての堀新田」の開発者には三年間諸役免許の特典を与えるとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android