日本歴史地名大系 「立小野村」の解説 立小野村たちおのむら 鹿児島県:肝属郡串良町立小野村現串良町細山田(ほそやまだ)立小野と現大崎(おおさき)町野方(のがた)立小野を遺称地とする。正平一二年(一三五七)四月二〇日の島津氏久宛行状(旧記雑録)に「大隅国串良院弁分上条同立小野村」とみえ、田代次郎(以久か)に兵粮料所として宛行われている。応永一八年(一四一一)鹿屋(かのや)城(現鹿屋市)を攻める肝付兼元軍に対し、島津久豊は恒吉(つねよし)(現大隅町)・百引(もびき)(現輝北町)などの面々と図り、上立小野に陣を構え、串良を経て鹿屋に進み肝付勢を破った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by