最新 地学事典 「立山Dテフラ」の解説
たてやまディーテフラ
立山Dテフラ
Tateyama D tephra
飛驒山脈北部の立山火山を給源とするテフラで,同火山第2期に噴出した称名滝火砕流堆積物と降下テフラからなる。岩質は安山岩-デイサイト質であり,ホルンブレンド,直方輝石,黒雲母,石英などを含む。降下テフラは大町テフラ層中のDPmと呼ばれる降下軽石が模式的である。長野県北部から新潟県南部,群馬県で検出されるほか,太平洋鹿島沖の海底コアからも報告され,コアの酸素同位体層序からは約9.9万年前に噴出したとされる。参考文献:中谷進(1972)第四紀研究,Vol. 11: 305
執筆者:鈴木 毅彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

