立田堰(読み)りゆうだせぎ

日本歴史地名大系 「立田堰」の解説

立田堰
りゆうだせぎ

梓川村の上野うえの段丘下を流れる堰。やけ山で梓川を取り入れ、その灌漑地域は、焼山・花見けみ寺家じけなか丸田まるだ田屋たや・立田・上角影かみつのかげ下角影しもつのかげからももの諸村である。当堰は梓川の取入れの一番口で、太郎堰といわれ、その開削年代は不明。当初、焼山の辺り沢前から取り入れていたが、その後梓川の瀬筋が変わって梓川右岸の和田堰わだせぎより取入口が下になり、和田堰が有利になり、文政四年(一八二一)の大旱魃に下流四三ヵ村と分水方法について争論が起きている(和田堰用水出入訴状并済口証文)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android