立続・建続(読み)たてつづく

精選版 日本国語大辞典 「立続・建続」の意味・読み・例文・類語

たて‐つづ・く【立続・建続】

[1] 〘自カ五(四)〙
① 続いて立っている。立ち並んでいる。
評判記色道大鏡(1678)一三「民屋四方に建(タテ)つづき」
② 続く。続けて物事が起こる。連続する。
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「お客様が来たとなると不思議にたて続くし」
[2] 〘他カ下二〙 ⇒たてつづける(立続)

たて‐つづ・ける【立続・建続】

〘他カ下一〙 たてつづ・く 〘他カ下二〙
① 立っている物に続けて立てる。続いて並べる。たちつらねる。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「車どもいみじくたてつづけみる」
② すぐあとに続ける。連続して行なう。つらねる。
誓言(1912)〈田村俊子〉「『卑怯ぢゃありませんか。〈略〉あなたは何がこはいんです。私の何所がこはいんです』かう私は立てつづけました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android