たて

精選版 日本国語大辞典 「たて」の意味・読み・例文・類語

た‐て

  1. ( 過去・完了の助動詞「た」に、感動を表わす終助詞「て」が付いたもの ) …たわい。
    1. [初出の実例]「ゆふべは寐そびれて、こまり切ったて」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)

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百科事典マイペディア 「たて」の意味・わかりやすい解説

たて

演劇用語。戦争捕物,殺し,喧嘩(けんか)など,広く闘争演技をいう。立回りとも呼び,殺陣とも書く。歌舞伎では,特に様式化・舞踊化された美しい動きを見せるのが特徴。たての技巧専門に工夫し,俳優に教える人を殺陣師(たてし)という。
→関連項目剣劇新国劇とんぼ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「たて」の意味・わかりやすい解説

タテ

三味線音楽用語。演奏者の階級的順位を示す名称で,各部門の主席のこと。唄,三味線,囃子ともに,それぞれ立唄,立三味線,立鼓と呼ばれるが,長唄の場合,特にタテと同格の人が別にいる場合,両立 (立分れ) といって2組に対立する形式もとられている。なお,山田流箏曲でもタテと称するが,歌本のうえではシテとも記す。

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