日本大百科全書(ニッポニカ) 「竜陽鉱山」の意味・わかりやすい解説 竜陽鉱山りゅうようこうざん / ヨンヤンクワンサン 北朝鮮、咸鏡(かんきょう)南道北東部の広泉郡にあるマグネサイト鉱山。先カンブリア時代のドロマイトを母岩として発達したマグネサイト鉱床で、咸鏡南道と北道の境界部の変成岩ドロマイト中には、良質のマグネサイトが多量に存在していることが知られ、1980年代の年産額は150万トンに達し、西ヨーロッパへ輸出している。[房村信雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の竜陽鉱山の言及 【端川】より …咸鏡山脈から日本海へ流入する北大川,南大川の二つの渓谷を中心とする。北大川渓谷沿いはマグネサイトの埋蔵量世界一とされる竜陽鉱山をはじめ,銅,亜鉛の検徳鉱山など希少鉱物資源の宝庫となっており,山深く鉱山鉄道がのび,鉱山町がつらなっている。中心地端川邑は南大川河口の沖積平野に位置し,咸鏡線の中間要駅があるほか耐火煉瓦工業等が発達している。… ※「竜陽鉱山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by