童髪(読み)わらわがみ

精選版 日本国語大辞典 「童髪」の意味・読み・例文・類語

わらわ‐がみわらは‥【童髪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 元服前の子どもの髪。
  3. わらわとりかみ(童取髪)」の略。
    1. [初出の実例]「馬鬣の松とは馬の立かみに似る故なり。わらはがみとも云」(出典:原中最秘鈔(1364)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の童髪の言及

【舞楽装束】より

…金襴縁は金襴で縁どりされており,《打球楽》《陪臚》は赤地錦,《狛桙(こまぼこ)》《垣破(はんなり)》は萌葱地錦である。(4)童装束 幼童の舞に用いる装束で,大人用の物をそのまま子ども用に小さく仕立ててあり,模様,布地等はすべて同じであるが,ただ面は用いず,天冠(てんがん)(左方は金銅金具,右方は銀銅金具で,唐草の透し彫があり挿頭花をさす),童髪(どうはつ)(70cmほどの黒長髪の鬘(かつら))をつける。《迦陵頻(かりようびん)》《胡蝶(こちよう)》《陵王》《納曾利》等で用いる。…

※「童髪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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