端白・爪白・褄白(読み)つまじろ

精選版 日本国語大辞典 「端白・爪白・褄白」の意味・読み・例文・類語

つま‐じろ【端白・爪白・褄白】

〘名〙 (「つましろ」とも)
はしが白いこと。白色でふちどられていること。また、そのもの。
※長門本平家(13C前)一六「梶原源太景季、蝶目ゆひの直垂に、薄紅の綴の冑きて、妻白の征矢おひたり」
② 動物の足の先や爪が白いこと。また、その動物。〔節用文字(13C初か)〕
③ (褄白) アカマツの園芸品種。葉の先端が黄白色を呈するもの。つまじろまつ。
※俳諧・武蔵曲(1682)「袖桶に忘れぬ草の哀折る〈千春〉 小海老爪白(ツマジロ)母を慰む卜尺〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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