薄紅(読み)うすくれない

色名がわかる辞典の解説

うすくれない【薄紅】

色名の一つ。淡く、ややくすんだべに。「くれない」は古い読み方で、近世以降は「べに」とも読む。紅色を帯びた色合いの形容として一般に用いられ、薄さの程度は時代によって少しずつ異なり、桃色に近い色から、赤みの強い色まで幅広い。紅はキク科ベニバナ花びらから紅色素を抽出した染色の色。紅色の鮮やかさに対し、薄紅の淡い色合いは穏やかで控えめな印象がある。現代でも口紅などに用いられる。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

デジタル大辞泉の解説

うす‐くれない〔‐くれなゐ〕【薄紅】

薄い紅色。淡紅

うす‐べに【薄紅】

薄い紅色。
唇・ほおなどに薄く引いた紅。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラスの解説

薄紅

青森県青森市、おきな屋が製造・販売する銘菓。青森産紅玉りんごの輪切りを砂糖で煮て乾燥させたアップルグラッセ。食べやすい一口サイズに切り分けられた「薄紅百顆(うすくれないひゃっか)」もある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

大辞林 第三版の解説

うすくれない【薄紅】

薄いくれない色。淡紅。

うすべに【薄紅】

薄い紅色。薄紅色。
薄くつけた口紅や頰紅。 「 -をさす」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

うす‐くれない ‥くれなゐ【薄紅】

〘名〙 (「うすぐれない」とも)
① 薄いくれない色。うすこう。淡紅。
山家集(12C後)上「類ひなき思ひいではの桜かなうすくれなゐの花のにほひは」
香木の名。分類は伽羅(きゃら)。香味は甘辛。六十一種名香の一つ。

うす‐べに【薄紅】

〘名〙
① べに色の薄いもの。桜色。うすべにいろ。
※浄瑠璃・孕常盤(1710頃)二「山鳩色に薄べにまぜて」
② 口や頬などに薄く付けるべに。
※雪国(1935‐47)〈川端康成〉「白い陶器に薄紅を刷いたやうな皮膚で」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

政党要件

公職選挙法などが規定する、政治団体が政党と認められるための条件。国会議員が5人以上所属するか、直近の総選挙、直近とその前の参院選挙のいずれかにおいて、全国で2パーセント以上の得票(選挙区か比例代表かい...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

薄紅の関連情報