競ひ掛かる(読み)キオイカカル

デジタル大辞泉 「競ひ掛かる」の意味・読み・例文・類語

きおい‐かか・る〔きほひ‐〕【競ひ掛かる】

[動ラ四]
勢い込んで激しく攻めかかる。
味方―・り候間、敵方引き退き候」〈伊達日記・上〉
勢い込む。
「およろこびであらうと―・って戻ったに」〈浄・栬狩剣本地

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精選版 日本国語大辞典 「競ひ掛かる」の意味・読み・例文・類語

きおい‐かか・るきほひ‥【競掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 争って押しかける。勢い込んできそう。
    1. [初出の実例]「きほひかかる車どもを、見やりてあるこそをかしけれ」(出典:春曙抄本枕(10C終)一八五)
  3. 勢い込む。意気込む。
    1. [初出の実例]「最前の様に、きほひ掛ていへ」(出典:虎寛本狂言・清水(室町末‐近世初))

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