競後(読み)きおいおくれ

精選版 日本国語大辞典 「競後」の意味・読み・例文・類語

きおい‐おくれきほひ‥【競後】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 競争で、おくれをとること。競争して負けること。はりあって、ひるむこと。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 双六(すごろく)の手の「きおい」と「おくれ」。転じて、双六そのものをいう。
    1. [初出の実例]「れいの友達打寄て、きおいおくれを打けるに」(出典:狂言記・双六僧(1730))
  4. きそいあうこと。競争すること。
    1. [初出の実例]「人間は万事にきおひをくれ有」(出典:俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)長抜書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android