竹田新田村(読み)たけだしんでんむら

日本歴史地名大系 「竹田新田村」の解説

竹田新田村
たけだしんでんむら

[現在地名]十四山村竹田新田

東は善太ぜんた川に、南はほとんど家続きで亀ヶ地かめがんじ新田村・東蜆ひがししじみ新田村に接する慶安三年(一六五〇)開墾の村。「徇行記」によれば、村高四三五石余はすべて藩重臣山澄淡路守の給知。田は二四町八反一畝余、畑は一七町三反五畝余。「寛文覚書」に戸数二七、人数一八二とある。「徇行記」は「高ニ準シテハ戸口多ク、高持ノ者ハ漸々二十戸ホトアリ、アトハ皆無高者ナリ、庄屋太田伊右衛門トイヘル者、屋ツクリヨシ、村キリニテハ、耕田タラサルニヨリ、他村ノ田畝ヲ承佃スト也、東ノ方ニ宝暦年決壊ノ海用、於今汚ノ地トナレリ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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