竹町村
たけまちむら
[現在地名]七尾市竹町
七尾城山西麓の丘陵地に位置し、古屋敷村の北にある。細い開析谷の水田が多く、古くから水に苦労した。木落川(現蹴落川)が流れる。地名は畠山氏の館跡の「館」の変化したものともいう(七尾市史)。承応二年(一六五三)の高一〇八石(「郷村高辻帳」鹿島郡誌)。正保郷帳に村名がみえ、古城・小池川原・古屋敷・後畠の四村と一括して高付される。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一一四石、免四ツ、小物成は鳥役二匁(出来)であった(三箇国高物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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