竿入(読み)さおいれ

精選版 日本国語大辞典 「竿入」の意味・読み・例文・類語

さお‐いれ さを‥【竿入】

〘名〙 江戸時代検地別称。検地のため間竿(けんざお)地積を測量すること。竿打ち縄打ちともいう。
地方落穂集(1763)七「山畑竿入心得之事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の竿入の言及

【検地】より

…言葉としては戦国期から使われたが,豊臣秀吉の太閤検地以来公用語として定着した。俗に竿入,竿打,縄入,縄打などともいった。土地人民の調査そのものは古代からあり,律令制下の田籍田図と戸籍計帳,荘園制下の検注や内検,鎌倉幕府の大田文(おおたぶみ)などがある。…

※「竿入」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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