笠天山城跡(読み)かさまやまじようあと

日本歴史地名大系 「笠天山城跡」の解説

笠天山城跡
かさまやまじようあと

[現在地名]豊平町阿坂

阿坂あざか北東千代田ちよだ町境にあるしろ(六六七メートル)にあり、尾根上に数十段の郭を連ねる。笠間かさま城ともいう。永正年間(一五〇四―二一)笠間幸信・弟幸親が築城し、新庄しんじよう(現大朝町)の吉川氏に属して数代居城したが、天正一九年(一五九一)笠間刑部少輔が吉川広家の出雲移封に従い、廃城となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android