日本歴史地名大系 「阿坂村」の解説 阿坂村あざかむら 広島県:山県郡豊平町阿坂村[現在地名]豊平町阿坂今吉田(いまよしだ)村の北東に位置し、南東に海見(かいけん)山(八七〇メートル)、東に滝脇(たきわき)山(六三九・八メートル)、北に野々志(ののし)山(七四一メートル)などの連山があり、集落は西宗(にしむね)川支流沿いを中心として開けた台地上に散在する。北西は都志見(つしみ)、東は本地(ほんじ)(現千代田町)、南は鈴張(すずはり)(現広島市安佐北区)、西は吉木(よしき)の諸村に接する。「国郡志下調書出帳」は古くは「浅香村」と書いたと伝える。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳による高は、六四一・八二石であるが、前記書出帳によれば、正保三年(一六四六)の地詰により六四七・〇六二石となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報