笠寺山村(読み)かさじやまむら

日本歴史地名大系 「笠寺山村」の解説

笠寺山村
かさじやまむら

[現在地名]赤坂町西軽部にしかるべ

西軽部村西方山上にある。中世の笠寺(現浄土寺)領を中心に成立した村で、文禄四年(一五九五)二月一七日の下軽部笠寺寺領帳(浄土寺文書)によると田一町七反余・畑一町四反余、屋敷一反余、合せて一九石余を検地されている。慶長一〇年(一六〇五)の備前国高物成帳(備陽記)では軽部庄に「笠山浄土寺」とみえる。寛永備前国絵図に笠寺とみえ高三〇石余。貞享元年(一六八四)の赤坂郡高目録(池田家文庫)には笠地山とあり、慶長九年の検地高三四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android