日本歴史地名大系 「笠岩村」の解説 笠岩村かさいわむら 熊本県:宇土市笠岩村[現在地名]宇土市住吉(すみよし)町東・南は下網津(しもあみづ)村、西・北は島原湾に囲まれ、東・北は平坦地で、西・南は山林、中央を網津川が流れる。村の中央に本谷(ほんたに)、東に上割(じようのわり)、西に猫岩(ねこいわ)、南に浦山(うらやま)、北に西塘(にしとも)・古痿(ふるこぶ)、北東に下割(げのわり)・長塘(ながとも)などの字地がみえる(郡村誌)。近世は松山手永に属した。「国誌」に「新墾田田畑合七十六町余、新村中之村等小村アリ」とある。明治一五年(一八八二)の戸数一九三・人数五一五、牛二一・馬七六、漁船二五、同一七年調べの民業戸数は農業一五〇・漁業七二・旅籠屋七・大工一(郡村誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報