宇土市(読み)うと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宇土〔市〕
うと

熊本県中部,宇土半島の北側基部にある市。 1954年宇土町が花園,轟,緑川,網津 (あみづ) の4村と合体し,同年走潟 (はしりがた) 村を編入,58年網田 (おうだ) 村を編入して市制。中心市街地の宇土は,天正 16 (1588) 年小西行長が宇土城 (天守閣はのち熊本城に移築,宇土櫓として現存) を築いたところで,キリシタン文化中心地でもあった。江戸時代は細川支藩3万石の城下町,商業,交通の中心地として栄えた。現在は石灰石を原料に化学工業が立地。第2次世界大戦後,特に国道沿いに各種の工業が発達した。農村地域では野菜やミカン,メロン栽培が盛ん。有明海沿岸でノリ,アサリの養殖漁業が行われる。向野田 (むこうのだ) などの前期古墳群,宇土城跡 (史跡) ,鳥居くぐりの奇習で知られる粟島神社などがある。轟上水は現存する日本最古の上水道。市域の一部は三角大矢野海辺県立自然公園に属する。 JR鹿児島本線と三角線,国道3号線と 57号線との分岐点に位置する。面積 74.3km2。人口 3万7026(2015)。

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