精選版 日本国語大辞典 「笥篭」の意味・読み・例文・類語 け‐ご【笥籠・笥子】 〘 名詞 〙 飯を盛る器。[初出の実例]「今はうちとけて、手づからいひがひとりて、けこのうつは物に盛りけるを見て」(出典:伊勢物語(10C前)二三)笥篭の補助注記「笥(け)」は食器の意。「こ」は籠の意とも接尾語ともいわれる。名義抄諸本にはケコとケゴの両形があり、コの清濁は揺れていたか。 け‐ぐ【笥籠・笥子】 〘 名詞 〙 「けご(笥籠)」の変化した語。[初出の実例]「物など参らすればけくにかしてめすぞ哀なる」(出典:讚岐典侍(1108頃)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例