知恵蔵 「第一世代天体」の解説 第一世代天体 宇宙誕生後約1億年経過した頃(赤方偏移30に相当)、宇宙における第一世代天体(第一世代星)が形成されたと考えられている。太陽の100万倍の質量を持つガス雲の中で、誕生すると考えられている星で、質量は太陽の数倍から数百倍。現在の観測施設では、暗すぎて観測できない。赤方偏移が大きいので、将来の赤外線観測で検出されると期待される。NGSTやELTの重要な研究対象の1つとして着目されている。 (谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by