第一世代天体(読み)だいいちせだいてんたい(その他表記)population III objects

知恵蔵 「第一世代天体」の解説

第一世代天体

宇宙誕生後約1億年経過した頃(赤方偏移30に相当)、宇宙における第一世代天体(第一世代星)が形成されたと考えられている。太陽の100万倍の質量を持つガス雲の中で、誕生すると考えられている星で、質量は太陽の数倍から数百倍。現在の観測施設では、暗すぎて観測できない。赤方偏移が大きいので、将来の赤外線観測で検出されると期待される。NGSTELTの重要な研究対象の1つとして着目されている。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む