第三級アルコール(読み)ダイサンキュウアルコール

化学辞典 第2版 「第三級アルコール」の解説

第三級アルコール
ダイサンキュウアルコール
tertiary alcohol

ヒドロキシ基が第三級炭素原子に結合した脂肪族アルコール総称.もっとも簡単な構造をもつ第三級アルコールt-ブチルアルコール(CH3)3COHである.そのヒドロキシ基はアルキル基による立体障害のため,第一級第二級アルコールより反応性に乏しい.第三級アルコールは酸化されにくいが,クロム酸などの酸化剤による酸化の際に,一部のC-C結合が切断される((CH3)3COH→CH3COCH3).[別用語参照]アルコール

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む