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酸化剤 さんかざいoxidizing agent

7件 の用語解説(酸化剤の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

酸化剤
さんかざい
oxidizing agent

酸化を起させる物質。すなわち酸素を与える作用,水素を奪う作用,また電子を奪う作用をもつものをいう。一般に用いられる酸化剤としては空気,酸素,オゾン過酸化水素,酸化度の高い酸化物 (二酸化マンガン二酸化鉛など) ,酸素酸 (硝酸,過マンガン酸,クロム酸など) とその塩類,ハロゲン (塩素,臭素,ヨウ素) などがある。

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デジタル大辞泉の解説

さんか‐ざい〔サンクワ‐〕【酸化剤】

他の物質を酸化しやすく、自身は還元されやすい物質。酸素オゾン塩素二酸化マンガン過酸化水素硝酸など。

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百科事典マイペディアの解説

酸化剤【さんかざい】

他の物質を酸化して,自らは還元される物質。空気,酸素,オゾンなどのほか,酸素を放ちやすい化合物(過酸化水素,酸化銀,二酸化マンガン,硝酸,過マンガン酸およびその塩類,クロム酸およびその塩類など)や,塩素などのハロゲン,酸化数の高い化合物など。
→関連項目ハイブリッドロケット

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栄養・生化学辞典の解説

酸化剤

 物質を酸化する活性のある物質.物質を酸素と結合させるもの,物質から水素を奪う活性のあるものなど.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

さんかざい【酸化剤 oxidant】

物質を酸化させる試薬。酸化剤になりうるものは,物質に酸素を与えるものと,水素を奪う力のある物質とがある。酸化剤の作用は,酸化剤に含まれる酸化数が減少しやすい原子の還元によって,相手側の物質が酸化されることによる。よく知られた酸化剤に過マンガン酸カリウムKMnO4がある。KMnO4は酸化数VIIのマンガン原子を含み,その水溶液はMnO4にもとづく赤紫色を呈する。この酸性溶液は,酸化数IIのマンガンイオンMn2+になりやすい。

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大辞林 第三版の解説

さんかざい【酸化剤】

酸化還元反応において、他の物質を酸化して自身は還元される物質。酸素・オゾン・硝酸・濃硫酸・塩素など。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酸化剤
さんかざい
oxidizing agentoxidant

他の物質を酸化する能力をもつ物質、酸素を放出しやすい物質、他の物質から電子を奪いやすい物質が酸化剤となる。以下におもなものを示す。
〔過マンガン酸塩〕
 過マンガン酸カリウムKMnO4など
〔クロム酸類〕
 重クロム酸カリウムK2Cr2O7, 酸化クロム() CrO3など
〔硝酸類〕
 硝酸HNO3, 硝酸カリウムKNO3など
〔ハロゲン〕
 フッ素F2, 塩素Cl2, 臭素Br2, ヨウ素I2
〔過酸化物〕
 過酸化水素H2O2, 過酸化ナトリウムNa2O2など
〔酸化物〕
 酸化銅() CuO, 酸化鉛() PbO2, 酸化マンガン() MnO2など
〔金属塩類〕
 塩化鉄() FeCl3, 硫酸銅() CuSO4など
〔酸素類〕
 空気,酸素O2, オゾンO3
〔硫酸類〕
 熱濃硫酸H2SO4, 発煙硫酸+硝酸
〔その他〕
 ニトロベンゼンC6H5NO2など
 上に示した酸化剤のなかでも過マンガン酸カリウムは、酸化還元滴定に用いられ、よく知られている。
 酸化剤に酸化される物質は還元剤であるが、酸化還元反応は相対的であり、同じ物質でも相手によって酸化剤にもなり、還元剤にもなる。たとえば、H2O2+2I-+2H+→I2+2H2Oのように過酸化水素H2O2は、酸性溶液中でヨウ化物イオンを酸化する酸化剤として作用するが、より強い酸化剤である過マンガン酸イオンには還元剤となって酸化される(5H2O2+2MnO4-+6H+→5O2+2Mn2++8H2O)。[岩本振武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の酸化剤の言及

【還元剤】より

…そのほか第一鉄塩,第一スズ塩,硫化物,フェロシアン化物,低い酸化状態のチタン,バナジウム,クロム化合物,シュウ酸,ブドウ糖なども還元作用をもつ。しかし,還元剤は,反応する相手によって酸化剤にもなり,さらに温度,圧力等の反応条件によって酸化剤,還元剤いずれにもなるものもある。有機化合物の還元は,白金,パラジウム,ニッケルを触媒として水素ガスと反応させるか,各種の水素化物,亜鉛・スズなどの金属と酸,液体アンモニアとアルカリ金属を用いる場合が多い。…

※「酸化剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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