筈高(読み)ハズダカ

デジタル大辞泉 「筈高」の意味・読み・例文・類語

はず‐だか【×筈高】

[名・形動ナリ]えびらに入れて背負った矢の矢筈が高く現れて見えること。また、そのように背負うさま。
「たかうすべ尾の矢三十六指いたるを、―に負ひなし」〈太平記・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筈高」の意味・読み・例文・類語

はず‐だか【筈高】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 胡簶(やなぐい)に矢を差して負うとき、矢筈が高く現われて見えるようにすること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「たかうすべ尾の矢三十六指たるを、筈高(ハズダカ)に負成」(出典:太平記(14C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android