筑羅者(読み)チクラモノ

デジタル大辞泉 「筑羅者」の意味・読み・例文・類語

ちくら‐もの【×筑羅者】

日本人とも中国人ともいえないどっちつかずの者。素性の知れない者。
「唐と日本の潮ざかひ、―かと疑へり」〈浄・国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筑羅者」の意味・読み・例文・類語

ちくら‐もの【筑羅者】

  1. 〘 名詞 〙 日本人とも中国人ともいえない、どっちつかずの者。素性、性質のはっきりしない者。
    1. [初出の実例]「唐と日本のしほざかひ、ちくら者かと疑へり」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android