箕売笠にて簸る(読み)みうりかさにてひる

精選版 日本国語大辞典 「箕売笠にて簸る」の意味・読み・例文・類語

みうり【箕売】 笠(かさ)にて簸(ひ)

  1. ( 箕を売る人が、自分では箕を使わず、笠で代用する意から ) 他人のために働くばかりで、自身のことにまで手がまわらないことのたとえ。箕売り笠。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「売扇の祖母子は手に日をかざし、箕売、笠でひるのたぐひなるべしと」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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