箕売笠にて簸る(読み)みうりかさにてひる

精選版 日本国語大辞典 「箕売笠にて簸る」の意味・読み・例文・類語

みうり【箕売】 笠(かさ)にて簸(ひ)

  1. ( 箕を売る人が、自分では箕を使わず、笠で代用する意から ) 他人のために働くばかりで、自身のことにまで手がまわらないことのたとえ。箕売り笠。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「売扇の祖母子は手に日をかざし、箕売、笠でひるのたぐひなるべしと」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む