箕田古墳群(読み)みだこふんぐん

日本歴史地名大系 「箕田古墳群」の解説

箕田古墳群
みだこふんぐん

[現在地名]鴻巣市箕田・宮前

大宮台地北端部にあり、標高は一七メートル。宮前みやまえ富士山ふじやま龍泉寺りゆうせんじ稲荷腰いなりごしの四つの支群から形成される。所在の知られるものは九基であるが、近年の発掘調査や伝承で判明した古墳は二〇基余にのぼる。昭和三三年(一九五八)に発掘調査された箕田九号墳(宮登古墳)は胴張横穴式石室をもち、石室内から切子玉・棗玉・管玉・須恵器鉄鏃出土、以前にも人物埴輪や古式須恵器が発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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