日本歴史地名大系 「箱崎川」の解説 箱崎川はこざきがわ 東京都:中央区旧日本橋区地区浜町三丁目箱崎川浜(はま)町地先で大川(隅田川)から分流し、浜町堀南端の川口(かわぐち)橋・蠣殻(かきがら)町地先と箱崎町のある永久(えいきゆう)島との間を南西へと流れ、崩(くずれ)橋下で日本橋川に合流する。大正五年(一九一六)刊の「日本橋区史」では延長五五五間、川幅は広い個所で三七間、狭い個所で一三間。分流点の三叉(みつまた)付近の中洲は明和八年(一七七一)以降埋立てられて三俣富永(みつまたとみなが)町となって寛政元年(一七八九)の取払いまであり、明治一九年(一八八六)には再び埋立によって中洲(なかず)町が造成された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報