節付(読み)ふしづけ

精選版 日本国語大辞典 「節付」の意味・読み・例文・類語

ふし‐づけ【節付】

  1. 〘 名詞 〙 歌詞に節をつけること。作曲すること。
    1. [初出の実例]「能のしな、かかりによりて、音曲の序破急、をのをの曲付かはるべし」(出典:三道(1423))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の節付の言及

【作曲】より

…【土田 英三郎】
[日本音楽]
 〈作曲〉という言葉はヨーロッパ諸語からの訳語として明治初期以来使われるようになり,用語が定着するにつれ,概念もヨーロッパ風に変化していった。それ以前から伝統的に用いられていた言葉として〈節付〉〈手付〉があるが,その基本的な概念は歌詞に〈(ふし)〉を付けたり,さらに楽器奏法としての〈手〉を付けるというように様式的に拡大していくことが眼目となっている。その延長上には〈振付〉をして舞踊にまでひろげる場合も含まれている。…

※「節付」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android