最新 地学事典 「節理面」の解説
せつりめん
節理面
joint wall ,joint surface
節理によって分けられた岩体の相対する面で,通常は平面に近いが,湾曲している場合もある。節理面上には節理の成因に応じた特徴,例えば節理が剪断面として生じたのであれば条線や鏡肌が,伸張裂罅として生じたのであればplumose marks(羽毛状構造,Woodworth, 1896)やbarb(Bahat et al.,1984),rib-mark(N.J.Price et al.,1989)と呼ばれる構造がみられることがあり,破壊の伝搬方向を示していると考えられている。これらのパターンは花崗岩のような均質な岩石と泥岩のような不均質な岩石では異なる。なお,岩盤力学では節理面の粗さ(roughness),起伏度(waviness),壁面強度(wall strength)などが節理を含む岩盤の剪断強度を評価する重要な要素とされている。
執筆者:横田 修一郎・平野 昌繁
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

