簑輪村(読み)みのわむら

日本歴史地名大系 「簑輪村」の解説

簑輪村
みのわむら

[現在地名]浅川町簑輪

箕輪とも記す。やしろ川東方の台地上に位置し、南は袖山そでやま村。水利の便に恵まれず、旱魃の際には村中百姓が簑を着て円陣を作り、雨乞を行ったのが村名の由来とされる(浅川史)。白河古領村郷高帳では高二二〇石余。安永九年(一七八〇)の高二二〇石余、家数九・人数二九(「高家数人数控帳」岡部家文書)。旧高旧領取調帳では高一七九石余。当地にある五智如来は、ついじの森七人坊主(五智如来と造立者の夫婦像二体)と俗称される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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