籠池古窯跡(読み)かごいけこようあと

日本歴史地名大系 「籠池古窯跡」の解説

籠池古窯跡
かごいけこようあと

[現在地名]常滑市久米

久米くめ集落の北側を東に入込む大野おおの谷の支谷の最奥にある籠池という溜池の周辺に群在する一四、五基からなる古窯跡群。発掘調査の行われた古窯は、第一・第三・第九号窯であり、第一号窯は籠池の北西丘陵の東南斜面に位置し、第三・第九号窯は標高五〇メートルの南斜面に並列している。三窯とも壺・甕をおもに焼成した窯であるが、第一・第三号窯は分炎柱奥の焼成室との境が四〇センチほど落込み、焼成効率をあげるための特異な窯体構造といえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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