米須村(読み)くみしむら

日本歴史地名大系 「米須村」の解説

米須村
くみしむら

[現在地名]糸満市米須こめす

小渡うどう村の西に位置し、南は海に面する。「おもろさうし」巻一四の一四に「一 くめす世のぬしの(米須世の主が)/まふにとの かよい(摩文仁殿に通い)/うらきらしや(会いたがり)/おかてかかおらに(拝見して輝きおらん)/又 けよは わかとのうち(今日は我が殿内)/あちやは こめすかちへ(明日は米須へ)」とみえる。巻八の一七に「米すとの」とある。同巻の二四にも「こめす世のぬし」とある。

絵図郷村帳琉球国高究帳、「琉球国由来記」に摩文仁まぶい間切米次くみし村とみえる。高究帳によると頭高一四三石余、うち田二九石余・畠一一四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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