米須村(読み)くみしむら

日本歴史地名大系 「米須村」の解説

米須村
くみしむら

[現在地名]糸満市米須こめす

小渡うどう村の西に位置し、南は海に面する。「おもろさうし」巻一四の一四に「一 くめす世のぬしの(米須世の主が)/まふにとの かよい(摩文仁殿に通い)/うらきらしや(会いたがり)/おかてかかおらに(拝見して輝きおらん)/又 けよは わかとのうち(今日は我が殿内)/あちやは こめすかちへ(明日は米須へ)」とみえる。巻八の一七に「米すとの」とある。同巻の二四にも「こめす世のぬし」とある。

絵図郷村帳琉球国高究帳、「琉球国由来記」に摩文仁まぶい間切米次くみし村とみえる。高究帳によると頭高一四三石余、うち田二九石余・畠一一四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む