籾摺機(読み)もみすりき

改訂新版 世界大百科事典 「籾摺機」の意味・わかりやすい解説

籾摺機 (もみすりき)

もみからもみ殻を除いて玄米を得る機械。次の二つの方式がある。衝撃式は毎分2000~3000回で回転する加速盤からもみをゴムの脱ぷ(稃)盤にぶつけるもの,ロール式は回転速度差をもたせた2本のゴムロールの間にもみを流し,ロールの摺動作用でもみ殻を除くもので,回転数は1000rpmくらいである。後者にもみ供給装置,もみ殻除去のための唐箕,もみと玄米を分離する万石を組み込んだ全自動もみすり機が日本でひろく用いられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 細川

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む