粟屋郷(読み)あわやごう

日本歴史地名大系 「粟屋郷」の解説

粟屋郷
あわやごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに「粟屋」と記し、前者は「安波夜」、後者は「安波也」と訓を付す。「芸藩通志」は「村名あり」とし、「日本地理志料」は嘉保二年(一〇九五)八月一五日付高田郡司藤原頼成解(新出厳島文書)に粟屋郷とみえる地にあて、粟屋村(現三次市粟屋町)を遺名とする。「大日本地名辞書」も「今粟屋村存す、吉田川其三面を繞りて、備後国三次と相限る、西は舟木郷、西南は川立郷に接す」と記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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