粟生田保(読み)あおだほ

日本歴史地名大系 「粟生田保」の解説

粟生田保
あおだほ

上保内かみほない・下保内一帯の地に比定される。年月日不詳阿野実廉申状(竹内文平氏所蔵文書)に、建武二年(一三三五)中先代の乱において小諸氏・林氏らの一党が大面おおも庄で挙兵した際、「実廉所領同国粟生田保地頭代妹尾右衛門入道本阿等」が戦ったと記されている。文明三年(一四七一)の伊弥彦神条式写(高橋文書)に記された御祈祷田のなかに「粟生田」がみえる。また天正五年(一五七七)の三条衆給分帳および三条領闕所帳(市川浩一郎氏蔵)に保内は散見される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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