粳稲・粳(読み)うるしね

精選版 日本国語大辞典 「粳稲・粳」の意味・読み・例文・類語

うる‐しね【粳稲・粳】

〘名〙 粘り気のすくない米、または粟。もちに対して普通の米。うるち。うる。うるしめ。〔本草和名(918頃)〕
[補注]シネは、イネ(稲)が複合語の後部にくるときの古形で、他にアラシネ(荒稲)・ニキシネ(和稲)などがある。ウルは、潤うの意とするのが普通だが、オロ(愚)に通じる不十分・未熟の意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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