和稲(読み)ニキシネ

デジタル大辞泉 「和稲」の意味・読み・例文・類語

にき‐しね【稲】

後世は「にぎしね」とも》もみをすりとった稲。にこしね。
「みかの腹てならべて、―、荒稲に」〈祝詞・竜田風神祭〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「和稲」の意味・読み・例文・類語

にき‐しね【和稲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「にぎしね」とも ) 稲の実のもみ殻を取り去ったもの。米。にこしね。⇔荒稲(あらしね)
    1. [初出の実例]「𤭖の腹満て双べて、和稲(ニキシネ)荒稲(あらしね)に、山に住む物は毛の和(にこ)き物、毛の荒き物」(出典延喜式(927)祝詞(出雲板訓))

にこ‐しね【和稲】

  1. 〘 名詞 〙にきしね(和稲)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android