精を入る(読み)せいをいる

精選版 日本国語大辞典 「精を入る」の意味・読み・例文・類語

せい【精】 を=入(い)る[=込(こ)める]

心をこめて励む。苦心する。
入木抄(1352)「古賢筆仕事〈略〉能書は筆を打立る所、終る点折候所、はぬる所、如此の処々に心を留て精を入候也」
湯葉(1960)〈芝木好子〉「濃い豆乳から一鍋三十枚の湯葉を揚げたが、はじめ十枚ごろの最上を選んで精をこめて吟味した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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