糅に(読み)がてに

精選版 日本国語大辞典 「糅に」の意味・読み・例文・類語

がて‐に【糅に】

  1. 〘 連語 〙 ( 「がて」は、動詞「かてる(糅)」の連用形の変化したもの ) 名詞の下に付いて、「まじりに」「まぜ合わされて」の意を表わす。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「雪がてに吹く春風は早けれど青山なれば寒からなくに」(出典:延喜廿一年京極御息所褒子歌合(921))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android