デジタル大辞泉 「糊入れ」の意味・読み・例文・類語 のり‐いれ【×糊入れ】 1 糊を入れておく容器。2 「糊入れ紙」の略。3 香箱の小形のもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「糊入れ」の意味・わかりやすい解説 糊入れのりいれ 糊入れ紙の略。色を白くするために米糊を入れて漉(す)いた近世の杉原紙のことで、中世にはこれを加えずに漉いていた。また、甲斐(かい)国市川大門(山梨県西八代(にしやつしろ)郡市川三郷町市川大門)や西嶋(南巨摩(みなみこま)郡身延(みのぶ)町西嶋)で漉かれた肌好(はだよし)紙、本判(ほんばん)と称する米の粉を加えて抄造した奉書紙も糊入れと通称した。 また製本用語では、製本工程で見返しに糊を引き表紙と密着させることをいう。[町田誠之][参照項目] | 奉書 | 和紙 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by