糞垂(読み)くそったれ

精選版 日本国語大辞典 「糞垂」の意味・読み・例文・類語

くそっ‐たれ【糞垂】

  1. 〘 名詞 〙 「くそたれ(糞垂)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「世間の造糞器(クソッタレ)(〈注〉クソツクリダウグ)に向ひて御話しなされよ」(出典:開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二)

くそ‐たれ【糞垂】

  1. 〘 名詞 〙 人を卑しめののしっていう語。くそったれ。
    1. [初出の実例]「それでも壱分出して買たを、おいらア見てゐたは、くそたれめが」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android