糞桶の紐通し(読み)クソオケノヒモトオシ

デジタル大辞泉 「糞桶の紐通し」の意味・読み・例文・類語

糞桶くそおけ紐通ひもとお

《紐通しの穴が二つ並んでいるようすが似ているところから》低いあぐら鼻をからかっていう語。肥担桶こえたごの紐通し。

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精選版 日本国語大辞典 「糞桶の紐通し」の意味・読み・例文・類語

くそおけ【糞桶】 の 紐通(ひもとお)

  1. ( 肥桶(こえたご)のひもを通す穴が二つ並んでいるのが、鼻の穴に似ているところから ) 低い、あぐら鼻のことをいう。肥桶の紐通し。
    1. [初出の実例]「獅子っ鼻所か、穴が並んでほんと明けてゐるといふ計り、糞桶(クソヲケ)の紐通(ヒモトホ)しにゃア劣るのだア」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初中)

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