糠尾村(読み)ぬかおむら

日本歴史地名大系 「糠尾村」の解説

糠尾村
ぬかおむら

[現在地名]佐久市大字根岸ねぎし 糠尾

蓼科たてしな山の東北麓末端、中沢なかざわ川の渓口村落で、東は竹田たけた村、北は下県しもがた村、西は沓沢くつざわ村などに接する。

元和八年(一六二二)の佐久郡高書上帳(柳沢文書)に「千百八十壱石八斗 根際村竹田村糠尾村 石村沓沢村平井」とあるのが初見で、永禄七年(一五六四)の佐久郡村々高辻(橋詰忠治氏蔵)には「六百六拾八貫弐百文 禰きわ」と一郷扱いになっている。寛永六年(一六二九)小諸こもろ城主松平忠憲による検地の村高は二六四石余で、以後大きな変化はない。宝永元年(一七〇四)以後田野口たのくち藩領となるが、寛文六年(一六六六)甲府領当時の吉利支丹穿鑿宗門改帳(重田祐一氏蔵)が残る。天保九年(一八三八)の領内村々人別改帳(瀬下良清氏蔵)に家数六四軒、人数二三三人とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む